アーサー・ペンドラゴン [ Arthur Pendragon ]

いわゆるアーサー王伝説の主役。性格の悪い奥さんと色男な家臣のせいで苦労しちゃう人。イングランド王ウーゼル[Uther]・ペンドラゴンとティンタジェル公夫人イグレーヌ[Igraine]との間に生まれる。

魔術師マーリン[Merlin]の意向によりウーゼルの臣下エクトル卿[Ector]に養育されるが、ウーゼルの死後後継者争いが勃発。マーリンは一本の剣を石に突き刺し、これを抜くことのできた者が王になると予言した。が、誰一人抜くことができなかった。
一方、自分が王の息子であると知らずに育ったアーサーはエクトルの息子、ケイの従者をしていた。ある日、槍試合に行く途中に剣を忘れた事に気付いた彼に頼まれて家に取りにいったアーサーは、家人が不在だったため剣のありかがわからずに途方にくれたところで、教会の中に石に刺さった剣があるのを思い出し、それを引き抜いてしまった。・・・から、もう国中上へ下への大騒ぎ。どこの馬の骨ともわからん青二才に王ができるものか、とカンカンになった諸候によって戴冠式は飴のように延び延びになったが、黙っちゃいないのが平民の皆さん。とっとと認めてやらねぇと承知しねぇぞてやんでぇべらぼうめ・・・と言ったかどうかはともかく、彼ら国民に認められたアーサーは無事に王位につくことができたのだった。時にアーサー18歳(15才って説もあるけど)。ログレス王としての波乱に満ちた生涯の幕開けであった。

ところで、この時引き抜いた剣がエクスカリバーだと思っている人が多いが、さにあらず。後に湖の姫と呼ばれる女性から授かる剣がエクスカリバーでございます。
とまあ、このあともいろいろあるんだけど、正義は勝つ、もとい主人公強し。あらゆる敵を打ち負かし、ログレス王国を押しも押されぬ大国に育て上げたアーサー。
最後の戦いにおいて傷を負った彼は死んだのではなく、妖精の島アヴァロンで傷を癒し、いつの日にか戻ってくると言う者もいる。いずこにあるか知らず、彼の墓碑にはこう刻まれている、と。
「過去の王にして未来の王なるアーサー此処に眠る」

Posted by 鰯野三和土